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オーボエ四重奏曲 (モーツァルト) : ウィキペディア日本語版
オーボエ四重奏曲 (モーツァルト)[おーぼえよんじゅうそうきょく]

オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370 (368b) は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトによって作曲された、独奏オーボエと弦楽のための四重奏曲である。モーツァルトの管楽器を伴う室内楽曲の一つとして親しまれており、また、古今のオーボエと弦楽のための室内楽曲の、代表的な曲の一つでもある。
*作曲:1781年はじめ、ミュンヘン
*出版:1802年
*編成:オーボエ1、ヴァイオリン1、ヴィオラ1、チェロ1
==概要==
モーツァルトはオペラ「イドメネオ」の上演のため、1780年11月から1781年3月までミュンヘンに滞在した。その間に、当代きってのオーボエ奏者フリードリヒ・ラム(1744年 - 1811年)のために書かれたのがこの四重奏曲である。
ラムとモーツァルトは1777年、モーツァルトがマンハイムに滞在していた頃からの友人であり、1778年2月にはモーツァルトは、ラムの演奏するオーボエ協奏曲ハ長調 K.314 (285d)(1777年、ジュゼッペ・フェルレンディスのために作曲)を聴いて感心したという書簡を、父親のレオポルト・モーツァルトに送っている。当時ラムはマンハイム宮廷楽団の奏者をしていたが、そのあと、領主カール・テオドール選帝侯に従ってミュンヘンに移ってきていたため、ミュンヘンを訪れたモーツァルトとラムは旧交を温めることになったのである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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